Concept —神々に捧げる奉祝事業—
縁結びの神様として知られる大国主大神を祀る出雲大社では、60年ぶりの遷宮が行われています。日本の原風景・数々の神話に彩られる出雲の地で「花の建築家」と称されるベルギーのフラワーアーティスト、ダニエル・オストと出雲の地が産んだキルト作家、八幡垣睦子が、神々の祝祭として繰り広げる花と織の饗宴をご覧ください。
神々に捧げる花
神様の地で受け継がれてきた出雲文化と
日本のこころ。こまやかな心遣いを尽くし生まれる
おもてなしの精神を巧みな手技に託し、
後世へと伝え継ぎたい祈りと感謝を布と花に込めて。
出雲大社「平成の大遷宮」、
奉祝のこころをお伝えいたします。
出雲大社境内にて献花作品をご覧いただけます。
出雲大社「平成の大遷宮」
遷宮とは、御神体や御神座を本来あったところから移して社殿を修造し、再び御神体にお還りいただくことを言います。
出雲大社の国宝である現在の御本殿は1744年に造営され、これまで3度の遷宮が行われました。平成20年4月に、御祭神である大国主大神が御本殿から御仮殿に御遷座される「仮殿遷座祭」が執り行われ、その後摂社・末社も、修造工事が進められてきました。
そして平成25年5月10日には一連の遷宮行事の中で最も重要である、大国主大神が修造の終わった御本殿にお還りになる「本殿遷座祭」が執り行われました。
遷宮は社殿の大規模な修繕とともに、先人の技術や文化も受け継ぎ、神々と人々が心を一新にする甦りの意味もあると言われています。